2012年10月1日(月) 17時19分 公開
シャープは、寄棟屋根に対応したソーラー・パネル「ルーフィット設計 NUシリーズ」4機種を発売する。長方形のソーラー・パネル「NU-172BB」に加え、寄棟屋根に対応した五角形のコーナーモジュール(一般に「台形モジュール」とも呼ばれる)「NU-081LB/RB」や正方形モジュール「NU-122CB」をラインアップすることで、屋根面が複雑な形状をしている寄棟屋根においても有効にスペースを活用できるという。
シャープの寄棟屋根に対応したソーラー・パネル
左からコーナーモジュール「NU-081LB」、長方形モジュール「NU-172BB」、正方形モジュール「NU-122CB」、コーナーモジュール「NU-081RB」。これらの形状を組み合わせることで、寄棟屋根においても効率よくパネルを設置する。(写真提供:シャープ)
コーナーモジュールのNU-081LA/RAの最大公称出力は、従来製品のNU-062LA/RAの62Wに対し約31%の出力向上を実現した81Wとなっている。これにより設置容量は、一般的な寄棟屋根において従来システムの3.76kWから4.17kWへと約11%向上させることが可能になった。さらに黒色のセルとバックフィルムを採用することで、パネルの外観を黒色に統一した高いデザイン性を実現したとしている。
NUシリーズの主な仕様
またNUシリーズでは、モジュール固定金具と横桟(よこさん:横方向に組まれるレール状の部材)を一体化するなど構造の改良を行った新しい取り付け工法を開発、設置時間を約20%削減可能にしたという。
新しい取り付け方法
新しい取り付け方法では、従来のモジュール固定金具で固定する方法から、横桟全体で固定する方法に改良。モジュール固定金具の機能を横桟に一体化することなどで、部材を留める時間が減り、設置の時間を約20%減らすことを可能にした。(図提供:シャープ)
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