2013年2月20日(水) 16時5分 公開
エリーパワーは、住宅用定置型蓄電池システム「Power iE 6(パワーイエ・シックス)」を発売する。価格はオープン価格。
搭載する蓄電池には、安全性を高めた新型のリチウムイオン電池セルを採用。ショートしても、つぶしても、過充電しても発火することはなく、たとえ火炎にさらされても激しく燃焼することがないとしている。蓄電容量は6.2kWhで、定格出力3kWを実現する。エリーパワーによれば、10年間で1万2000回の充放電後でも、80%以上の容量を保持するという。
Power iE 6は、深夜電力を充電して電力消費量の多い昼間に使用する「通常運転」、太陽光発電システムと連携する「太陽光運転(おサイフ/ecoモード)」、燃料電池や太陽光発電システムと連携する「他電池連系(おサイフ/ecoモード)」の各運転モードから家庭のニーズに合わせて選択可能。
「通常運転」モードでは、深夜電力を蓄電池に充電し、電力消費量の多い昼間に蓄電池から電力供給を行うことで、電力のピークシフトに貢献できる。また「太陽光運転(おサイフモード)」では、夜間の安い電力を充電し、売電が行われていない電気料金が高い時間帯に蓄電池から電力供給を行い、売電時は蓄電池からの放電を停止することでダブル発電を防止する。また停電や災害時には、蓄電池用コンセントから電力を供給する。
通常、太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせたシステムを導入した場合、太陽光発電システムで発電した余剰電力の売電単価は34円/kWh(2012年度)となり、太陽光発電システムのみを設置する場合の42円/kWhに比べて低くなる。Power iE 6を「太陽光運転モード(おサイフモード)」で運用することで、42円/kWhでの売電が適用可能になるという。
なおPower iE 6は、経済産業省の「平成23年度定置型リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業補助金」対象製品に認定されており、補助金を受けることが可能である。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。