2013年1月16日(水) 17時33分 公開
シャープは、太陽光発電システムと連携可能な住宅用の定置型リチウムイオン蓄電池システム「JH-WB1201(公称容量4.8kWh)」「JH-WB1202(同2.4kWh)」2機種を発売する。価格は2機種ともオープン価格。
本システムは、太陽光発電システム(2008年発売以降のシャープ製住宅用パワーコンディショナを採用しているもの)と連携し、停電時の夜間などでも日中に充電した電力を使用することが可能。また、発電量が消費電力量を下回る場合においても、本システムから不足する電力を給電することができる。平常時は、安価な深夜電力で充電して、割高な日中の買電量を抑えることで電気代の節約が図れる「経済性モード」や計画停電などに備えて、優先して充電を行う「充電モード」など、利用形態に合わせた動作モードを備える。
またオプションの電力見える化システム(HEMS)とも連携可能で、HEMS専用タブレット端末上で蓄電池残量の確認、日別の蓄電池残量の履歴確認、蓄電池残量に応じた家電機器の使用可能時間の確認ができる。
通常、太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせたシステムを導入した場合、太陽光発電システムで発電した余剰電力の売電単価は34円/kWh(2012年度)となり、太陽光発電システムのみを設置する場合の42円/kWhに比べて低くなる。しかし本システムでは、オプションのRPRセンサーを設置すれば、余剰電力の売電中には蓄電池から家庭内への電力供給を停止できるようになり、42円/kWhの売電単価が適用されるという。
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