太陽生活ニュース

2012年11月2日(金) 11時17分 公開

パナソニック、太陽光発電システムと接続できる住宅用リチウムイオン蓄電システムを発売

パナソニックは、同社製の太陽光発電システムと接続できる住宅用リチウムイオン蓄電システム「VBBA216LB」を発売する。価格は71万850円。平成23年度経済産業省 定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金の対象製品として認定されており、購入に際して補助金を受けることができる。

パナソニックの住宅用リチウムイオン蓄電システム「VBBA216LB」

パナソニックの住宅用リチウムイオン蓄電システム「VBBA216LB」
太陽光発電システムで創った電気を貯めておき、夜間や停電時に利用できる。(写真提供:パナソニック)


VBBA216LBは、太陽光発電システムの接続箱とパワーコンディショナの間に接続し、太陽光発電システムで創った電気を貯めるもの。蓄電容量は1.6kWhで、約12時間の発電で満充電状態になるという。停電が発生した場合の夜間などに蓄電池に貯めた電気で、パワーコンディショナの自立運転コンセント(AC100V)に接続した最大120Wの機器を6時間程度稼働させることが可能である。

VBBA216LBの接続構成図

VBBA216LBの接続構成図
VBBA216LBは、太陽光発電システムの接続箱とパワーコンディショナの間に接続し、太陽光発電システムで創った電気をリチウムイオン蓄電池に貯めるもの。停電時の夜間などには、蓄電池に貯めた電気をパワーコンディショナの自立運転コンセントから利用できる。(図提供:パナソニック)


なおVBBA216LBの充電は、太陽光発電システムからのみで、系統電力からの充電には対応していない。そのため安価な夜間電力を充電して、昼間に利用するといった運用が行えない点に注意したい。太陽光発電システムと蓄電池の両方を設置した場合、W(ダブル)発電とみなされ、売電価格が太陽光発電単独の1キロワット時あたり42円からW発電では34円に引き下げられるケースがあるが、VBBA216LBの場合は系統電力からの充電に対応していないことから、太陽光発電単独の1キロワット時あたり42円が適用される。

《太陽生活ドットコム 小林》

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