2013年4月19日(金) 13時49分 公開
三菱電機は、単結晶シリコン型太陽電池セルを採用した単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュール「マルチルーフ」の高出力化を図った2013年度モデル「マルチルーフ 220Wシリーズ」を発売する。標準形状の「長方形」のほか、正方形に近い「ハーフ」、寄棟屋根向けの「台形」に加え、長方形とハーフの短辺側のセルを5枚から4枚に減らして細長くした「スリム」と「スリムハーフ」をラインアップする。
2013年度モデルでは、グリッド電極を細線化することで受光面積を拡大するなどセルの効率化を実現。またソーラー・パネルに使用しているガラスの特性を最適化し、600~700ナノメートルの発電に寄与する波長の光を多く透過させることで、2012年度モデルに対して高出力化を実現している。例えば長方形モジュールでは、2012年度モデルの公称最大出力212Wに対してプラス8Wの220Wを実現しているという。
三菱電機では、工場出荷検査時にモジュールの公称最大出力値を上回る出力を確保する独自のプラストレランス基準を採用しており、すべてのモジュールで公称最大出力値以上を確保しているという。システムとして公称最大出力値以上の発電量が期待できることから、売電量増加にも寄与するとしている。
また2013年度モデルから、ソーラー・パネルの出力保証をこれまでの10年間から20年間に延長する。パネルの出力が称最大出力値の80%を下回った場合、引き渡し日から20年間無料で修理を行うという。ただし、延長保証の申し込みを行い、保証書を受け取る必要がある。
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