2011年9月2日(金) 12時25分 公開
シャープは、太陽光発電システムの発電量や売電量のほか、家庭内における個別の家電機器の消費電力を専用タブレット端末で確認できるHEMS(Home Energy Management System)「電力見える化システム」を開発した。シャープ製の太陽光発電システムと組み合わせて、主に住宅メーカー向けに製品化を予定している。
一般的なHEMSでは、通常、分電盤にセンサーを取り付け、ブレーカー単位で機器の合計消費電力を表示する。一方、今回開発した「電力見える化システム」では、家庭内のコンセントにセンサーを内蔵した「タップ」を取り付け、そこにエアコンや冷蔵庫などの家電機器のプラグを差すことで、特別な配線工事をすることなく簡単に設置できるようにしたのが特長。家電機器の消費電力は、一台ごとに「中継機」を介して「専用タブレット端末」に送信され、タブレット端末の画面上で確認できるようになる。また、太陽光発電システムの発電量なども、同様に「中継機」を介して、タブレットに送信され、消費電力とともに確認できる。
シャープは、「家庭内でエアコン、照明、冷蔵庫、テレビの電気使用量は約7割を占めることから、これら機器のエネルギー使用量を『見える化』することで家庭での節電をサポートする」としている。
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