2011年11月2日(水) 13時15分 公開
NTTスマイルエナジー(NTT西日本とオムロンの合弁会社)は、太陽光発電システムによる発電状況や家庭内の電力消費を見える化するサービス「エコめがね」の販売を開始した。サービス料金は、センサーなどの機器を買い取る「買取プラン」の場合、初期費用が3万1500円、月額料金が390円、機器をレンタルする「レンタルプラン」の場合、初期費用が無料、月額料金が980円。2011年12月末まで、先着2500名限定でレンタルプランの月額料金を加入から2年間は480円で提供する。
エコめがねは、分電盤に取り付けたセンサーで太陽光発電システムによる発電状況と消費電力量を計測、無線LANとインターネットを介してNTTスマイルエナジーのサーバに集計し、パソコンやスマートフォン、携帯電話などからそれらを「見える化」するもの。ほかのユーザーとの電気使用量の比較や電力会社の各種電気契約プランに応じた金額表示、電力の利用状況による売電/買電月額予測などが確認できる。また過去1カ月間で最も発電した1時間の電力量とソーラー・パネルの理想出力との差異を比較評価したり、地域の日射量データやソーラー・パネルの種類・容量、設置角度、方角から予測発電量を算出し、実測値の差異を比較評価したりすることで、パネルの故障や異常を発見できる「太陽光発電状況見守りレポート」も提供する。なお、センサーは分電盤への後付け型のため、太陽光発電システムのメーカーを問わずに利用できる。
さらに国内クレジット(排出権)を利用して、環境保全活動への寄付やエコ商品との交換を行うことができる「エコフラワー」サービスも提供する。ほかの国内クレジット制度に加入している場合は、エコフラワーの参加は行えないので、2011年度の国からの補助金を受給している人(国内クレジットの参加が義務付けられている)は利用できないので注意したい。
NTTスマイルエナジーでは、2011年末には太陽光発電システムを設置していない一般家庭向けにもサービスを拡張する予定で、さらにクラウドの利点を活かしてサービスを拡充するとともに、APIの公開による他事業者とのアライアンスを積極的に推進していくと述べている。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。