2012年5月30日(水) 10時10分 公開
東芝グループは、スマートホームを実現するためのホームITシステム「フェミニティ」の新製品として、ECHONET Lite(エコーネットコンソーシアムにより策定されたスマートハウス/HEMS向けの制御およびセンサーネットのプロトコル)に対応したITアクセスポイントとエネルギー計測ユニット、「HEMS Bパック01(BTR12-B01)」を東芝ライテックより販売すると発表した。
HEMS Bパック01は、ITアクセスポイント「BTR-4010AZ」とエネルギー計測ユニット「HEM-EM31A-B1」で構成される。電力使用量の「見える化」ならびに、機器の遠隔制御などを実現する。BTR-4010AZは、家庭内のECHONET LiteまたはECHONET対応の家電機器とネットワークを構成し、インターネット経由でクラウド・サービスに接続するためのECHONET Lite対応のネットワーク機器。HEM-EM31A-B1は、分電盤に電流センサを取り付けることで家庭内の消費電力量などを「見える化」するエネルギー計測ユニット。太陽光発電と燃料電池のダブル発電の電力量の見える化に対応するとともに、パルス発信器付ガス・メーター、パルス発信式流量計をエネルギー計測ユニットへ接続することでガスや水の使用量を計測することもできるという。
東芝ライテックは、HEMS Bパック01の発売にあわせ、クラウド環境で家庭での使用エネルギーの「見える化」サービスを提供している「フェミニティ倶楽部」のコンテンツを刷新。東京電力管内において、時間ごとに電力逼迫状況と家庭内の電力使用量をあわせたグラフを表示するなど新しいコンテンツの追加を行っている。さらに、スマートフォンで電力などの計測結果の表示や、電気機器の操作を可能にするアプリケーションを順次提供するとしている。
なおHEMS Bパック01は、経済産業省の「平成23年度エネルギー管理システム導入促進事業(HEMS導入事業)」の補助金対象機器となっており、機器導入費用ならびに工事費用に対して最大10万円(2013年4月に引き下げ予定)までの補助金を受けることができる。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。