2012年4月12日(木) 16時27分 公開
シャープは、家庭内のコンセントに消費電力データを送信する「タップ」を取り付けることで、消費電力をリアルタイムに確認できる電力見える化システム「JH-RTP1」「JH-RTP2」の2モデルを発売する。
テレビやエアコン、冷蔵庫などの電源プラグと、コンセントの間に「タップ」を挟み込むことで、1台ごとの消費電力をリアルタイムに確認できるようになる。各機器の消費電力データは、「タップ」により計測され、中継器に集約、専用タブレット端末で確認できる。また専用タブレット端末では、太陽光発電システムとも連携し、情報の表示も可能。
JH-RTP1は、専用タブレット端末1台+タップ5個(AC100V/15A 3個+AC100V/20A 1個+AC200V/20A 1個)+中継器1台で構成され、価格は20万7900円。JH-RTP2は、専用タブレット端末1台+タップ5個(AC100V/15A 5個)+中継器1台で構成され、価格は20万6640円となっている。AC200Vのエアコンなどの消費電力を計測したい場合は、JH-RTP1を選択する必要がある。
「電力見える化システム」は、分電盤で計測する「見える化」システムと異なり、「タップ」式を採用しているため特別な配線工事をすることなく簡単に設置できるというメリットがある。一方、計測できる機器が「タップ」に接続したものに限定されるため、照明などの消費電力は計測できず、家庭内全体の消費電力を把握できない点には注意したい。
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