2012年6月25日(月) 15時50分 公開
LIXILは、第1種・第2種低層住居専用地域のRCフラット屋根(陸屋根)向けとして、軽量アルミ製ソーラー・パネル架台を組み合わせた太陽光発電システム「ソーラーベース ロータイプ」を発売する。第1種・第2種低層住居専用地域は、高さ制限など法規制の厳しい地域。
LIXILのソーラーベース ロータイプの設置イメージ図
低段仕様とすることで、高さ制限などの厳しい低層住宅専用地域の陸屋根にもソーラー・パネルの設置が可能になるという。(図提供:LIXIL)
ソーラーベース ロータイプは、陸屋根上にソーラー・パネルを1枚ずつ6度の角度で設置する低段仕様とすることで、これまで高さ制限により設置が難しかった低層住居専用地域などへの対応を可能にした。また、低重心であることから強風にも強いという特長がある。
従来の施工方法とLIXILのソーラーベース ロータイプの施工方法
従来の施工方法では、ソーラー・パネルが屋上からはみ出してしまい、規制上設置できない場合があった。ソーラーベース ロータイプでは、低段仕様としたことで、屋上からのはみ出しがなく、第1種・第2種低層住居専用地域においても設置が可能になる。(図提供:LIXIL)
ソーラー・パネルは1枚ずつの設置が可能で、屋上に設置された室外機や分電盤などの障害物を避けて、柔軟にソーラー・パネルを配置できる。
また架台は、軽量アルミ素材を採用しており、耐食・耐久性に優れていることに加え、軽量であるため人の手で荷運びができ、運搬や施工効率が格段に優れているという。さらに施工面でも工夫がなされており、下側からの施工工程がなく、横側や上側からパネルを固定する方式を採用したことで、施工性を向上させた。
ソーラーベース ロータイプの施工方法
横側や上側からパネルを固定することで、施工性を向上させた。(写真提供:LIXIL)
ソーラーベース ロータイプのセット価格は、174万8000円(ソーラー・パネル12枚:最大公称出力2.28kW、パワーコンディショナ、接続箱、架台)から。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。