2012年9月24日(月) 16時7分 公開
オムロンは、屋外設置型のパワーコンディショナ「KP Mシリーズ」を2012年11月より順次発売する。最大定格出力の違いにより、5.5kWタイプの「形KP55M-J4」と4.4kWタイプの「形KP44M-J4」の2モデルをラインアップする。戸建のほか、集合住宅や公共・産業用の小規模太陽光発電システムに対応しており、形KP55M-J4を9台並列に接続することで50kW未満の太陽光発電システムにも利用できる。
KP Mシリーズは、本体に接続箱機能を内蔵しており、設置コストの削減を実現。また、本体に表示および操作スイッチを装備することで、集合住宅などへ設置した際にも、本体のみの設置が可能となっている。さらに屋内からの発電状況のモニタなどを可能にする操作ユニット「KP-SW1(オプション)」を接続することで、パワーコンディショナの動作状況に加え、運転のオン/オフや、停電時の自立運転の切り替えなどの操作が屋内から行える。
5.5kW以上のパワーコンディショナは、ファンを利用した強制空冷方式が主流で、屋外設置型では隣宅へのファンの騒音や塵埃(ちりやほこり)などが問題になることがあった。この点、KP Mシリーズはファンを利用しない自然空冷方式を採用することで、ファンによる騒音が発生せず、塵埃などのメンテナンスも不要としている。
オムロンのパワーコンディショナは、京セラやソーラーフロンティア、ホンダソルテックなど多くのソーラー・パネル・メーカーが標準品として採用している。今後、多くのメーカーからKP Mシリーズを元にした屋外設置型のパワーコンディショナが提供されると思われる。
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