2013年3月29日(金) 16時54分 公開
経済産業省は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づく、2013年度(平成25年度)の再生可能エネルギーの買取価格と賦課金単価を決定した。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度は、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーから作った電力を一定期間、有利な固定価格で全量買い取るしくみ。買取価格の原資は、家庭や企業などの電気利用者が電気料金の一部として負担することになっており、これを「再生可能エネルギー賦課金」と呼ぶ。
2013年(平成25年)4月から2014年3月末までの再生可能エネルギーの固定買取価格は、調達価格等算定委員会が取りまとめた意見書どおり。太陽光発電による買取価格のみ引き下げられ、住宅用は2012年度の42円/kWhから38円/kWhに、非住宅用(10kW以上)は同42円/kWhから37.8円/kWhとなる。風力や中小水力、地熱、バイオマスについては、2012年度の買取価格が据え置かれる。
2013年度の再生可能エネルギー賦課金単価は、35銭/kWhに決定した(2012年度は22銭/kWh)。これに旧制度である太陽光発電促進付加金(太陽光サーチャージ)が加えられ、使用した電力量に応じて負担が求められることになる(太陽光発電促進付加金の単価は電力会社ごとに異なっている)。標準的な家庭(300kWh/月の電力消費)の場合、月額108円から132円(2012年度は全国平均で87円)を負担することになる。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。