1社だけでなく、複数の工事業者に依頼して、それぞれ見積もりをもらって比較検討すること。
ひと口に太陽光発電システムの設置といっても、依頼する工事業者によってお勧めのパネル・メーカーが違ったり、設置の工法が違ったりします。また、特に既築の住宅に追加する場合には、屋根や家屋の状態によっては、補強や追加の塗装などの追加工事が必要かどうかの判断が業者によって分かれる場合もあります。
太陽光発電システムの設置では、屋根の上に発電パネルを乗せるだけでなく、宅内に配線を引き回して、パワーコンディショナ(→用語解説)や電力モニタ(→用語解説)を設置する必要があります。この際の配線の方法(壁の内側や床下を通すか、部屋から見える壁面に配線するかなど)や、機器の設置場所なども変わる可能性があります。発電パネルを屋根に乗せるだけなんだから、大して違いはないと思いがちですが、細かくみればいろいろな違いがあります。
また残念なことですが、不当に高額な工事を行ったり、手抜き工事を行ったりして、トラブルになるケースもあります。最終的には、業者を信頼して任せるしかないのですが、トラブルを未然に防ぐために大事なのが合い見積もりをとることです。
日本人の感覚からして、熱心に説明を受けたりして見積もってもらうと、別の工事業者にも話をして、てんびんにかけるようなことは気が引けるものですが、合い見積もりはまったく正当な行為ですし、前述したとおり、未然にトラブルを避ける手段でもあるのでぜひ実行するようにしてください。ただし、金額だけで比較せずに、見積書の内容を確認し、十分な説明をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
(2010/4/21 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。