2011年9月5日(月) 16時31分 公開
東芝は、米サンパワー社製の単結晶シリコン型太陽電池セルを採用し、モジュール変換効率19.3%という高効率を実現した「住宅用太陽電池モジュール240W(型式:SPR-240NE-WHT-J)」を発表した。
SPR-240NE-WHT-Jは、従来製品「SPR-210N-WHT-J」と同様、電極をすべて裏面に設計するバックコンタクト方式に加え、新たに「反射低減コート付き強化ガラス」と直径160mmのセル(受光面積を約3%拡大)を採用することで、従来製品に対して10%以上の出力向上を実現している。これにより、SPR-210N-WHT-Jの最大公称出力210Wに対して、同サイズながら1枚あたり30Wの出力向上を実現、最大公称出力を240Wとした。
現在の平均的な出力量である4kW前後(20枚)を想定してモジュールを屋根に設置する場合、従来のSPR-210N-WHT-Jの4.2kWに対し、SPR-240NE-WHT-Jでは4.8kWと、600W分(モジュール約3枚分)の容量向上が実現できる。特に狭小屋根など設置スペースに制約のある都市部の住宅に向いているとしている。
東芝は、「今後、パワーコンディショナなどのラインアップも拡大していくことで、住宅用太陽光発電システムの拡販を図り、2012年度に国内シェア10%を目指す」という。
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