2012年11月28日(水) 17時41分 公開
パナソニックは、ソーラー・パネル「HIT233/240シリーズ」に、パネル・サイズを半分にした「HITハーフタイプ116/120」ならびに単独運転防止機能を搭載した集中型パワーコンディショナ「VBPC227A4」「VBPC240A7」「VBPC255A4」3モデルを追加する。
パナソニックによれば、標準サイズにHITハーフタイプ116/120を組み合わせることで、狭小屋根や複雑な形状の屋根でもより多くのソーラー・パネルの設置が可能になるとしている。例たとえば、8.5メートル四方の寄棟屋根に標準サイズのHIT233シリーズを設置した場合、搭載できるパネルの発電量が2.796kWなのに対し、HITハーフタイプ116を組み合わせることで3.956kWと、41%の出力向上が行えるという。
また、多数台連系対応の単独運転防止機能を搭載した集中型パワーコンディショナを発売する。単独運転防止機能とは、停電や電力事故などにより電力会社からの電力供給が停止された際に、太陽光発電システムによって発電した電気が流れ続ける単独運転状態になると、復旧のための点検や工事に大きな影響を与える恐れがあることから、それを防止するための機能として搭載が規定化されているもの。
ソーラータウン(太陽光発電システムが大量に導入された住宅地域)においては、各戸の太陽光発電システムの単独運転検出機能が相互干渉を起こし、検出時間が遅延するなどの問題があることから、こうした地域においては電力会社との系統連系協議の際に複数台連系時における単独運転防止機能に関する試験成績書の提出が必要とされている。今回追加される集中型パワーコンディショナでは、複数台連系対応の単独運転防止機能の搭載されていることから、こうした住宅地域においても、試験成績書の提出を不要とし、電力会社との系統連系協議がよりスムーズにできるようになるという。
なお5.5kWタイプは、電力変換効率が95.5% (330V時が96.0%)となり、システム効率が向上している。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。