2013年3月11日(月) 17時42分 公開
経済産業省の「調達価格等算定委員会」は、2013年度(平成25年度)の再生可能エネルギーによる電力の買取価格(売電価格)案を策定した。
住宅用の太陽光発電システム(10kW未満)については、システム価格が、現行の買取価格を算定した2012年1月-3月期の46.6万円/kWから、2012年10月-12月期においては42.7万円/kWまで下落していることから、42円/kWhから38円/kWhに引き下げるのが妥当であるとした。また非住宅用の太陽光発電システム(10kW以上)についてもシステム価格が下がっていることから、現行の42円/kWhから37.8円/kWhに引き下げるとしている。
太陽光発電以外の調達区分においては、環境アセスメントなどに時間がかかることから、この半年では電力の買取がほとんど開始されておらず、新たな買取価格算定の前提となるコストを見直す根拠に乏しいため、2012年度のまま据え置くのが適切としている。
これらの再生エネルギーの買取価格は、今後、パブリックコメントを踏まえて、3月中に経済産業大臣が最終決定することになる。
調達委員会の調査によると、2013年度の国からの補助金は2万円/kWになる予定とのことだ。2012年度においてはシステム価格によって補助金額が2段階(1キロワットあたりのシステム価格が55万円以下のものが3万円/kW、同47万5000円以下のものが3万5000円/kW)となっていたが、2013年度の補助金額がシステム価格によって変わるのかは現時点では明らかになっていない。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。