平成22年度(2010年度)の政府予算案が12月25日の臨時閣議で決定されました。この中で、住宅用太陽光発電システムの設置補助金向けとして401億円が計上されました(→今回の決定に関する経済産業省のページ)。
先だって行われた「平成22年度予算の事業仕分け」では、当初要求額(412億円)に対し、「予算計上見送り」の厳しい判定がなされ(→「事業仕分け」の結果に関するニュース)、来年度補助金の動向が注目されていましたが、結果的には、ほぼ要求額どおりの予算が閣議決定されたことになります。
平成21年度(2009年度)予算では、住宅用太陽光発電システムの設置補助目的として、当初201億円が割り当てられ、その後の補正予算で220億円が追加割り当てされました。現在(2009年12月現在)支給されている国の補助金は、この補正予算によるものです。
平成22年度が開始される2010年4月以降、補助金額などの支給条件がどうなるのかはこれから具体化されますが、予算規模からみて、平成21年度と同等の補助を期待してよいでしょう。
「予算計上見送り」という事業仕分けの結果公表以後、確実に補助金が得られる平成21年度中の工事完了を求める駆け込み需要が増えているとの情報もありましたが、2010年4月以後も同等レベルの補助金受給が期待できることになりましたので、市場は落ち着きを取り戻すものと思われます。
(2009/12/28 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。