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約1時間のお昼休みも終わって、午後の作業を開始。まずは、ダンボールに梱包されていたパネルを取り出します。何しろパネルの数が多く、ゴミとして出てくるダンボールもかなりの量に。それでも作業員のみなさんは、馴れた手つきでダンボールをどんどんかたづけていきます。
正面から見た太陽光発電パネルの写真は報道資料などでも見かけますが、横からじっくり見たのは初めてでした。京セラのサムライは、想像よりもかなり薄いものでした。
パネルの背面には、設置時に隣のパネルと接続するためのケーブルが出ています。このケーブルで、列ごとにパネルを直列に接続していきます。
接続用の端子部分は次のようになっています。
パネル背面に貼ってあるスペックシートは次のとおりでした。
午前から作業中の宅内配線。狭い床下に作業員1名がもぐって、なるべく部屋に露出しないようにケーブルを配線しています。床下はかなり狭い様子で、作業は難航ぎみ。かけ声をかけながら、外の作業担当者と連携します。
一方の屋根では、パネルを設置する前準備として、パネルからのケーブルを宅内にまとめて入れるための配線工事が進みます。下の写真の屋根の向こう側にまとめて電線を出し、向こう側の壁面に接続箱と呼ばれる周線装置を設置します(接続箱の設置は後述)。
屋根の作業と同時並行的に、余剰電力計設置の準備が進みます。いまある買電計をいったん取り外し、買電計に並べて余剰電力計を取り付けるためのボックスを据え付け、その一方に改めて買電計を設置します。当然ながら、この工事の間、宅内は停電します。
買電計を取り外したら、2つのメーターを並べて設置するための台座を取り付けます。
もともとあった買電計を台座の一方に取り付け、フタをします。空いている左側に余剰電力計が設置されますが、この工事は、後日の系統連携(→用語解説)の実施日に、電力会社の作業員が設置作業を行います。
(2010/3/11 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。