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家の中では、パワーコンディショナの取り付け工事が始まりました。屋根のパネルを接続するために屋外の接続箱と接続する電線をパワーコンディショナに接続します。総発電電力計は屋外から確認できる場所に設置しなければならないため、総発電電力計のために、パワーコンデョショナから電線をひきます。ただし、接続箱(後述)の工事がまだなので、この段階では屋根のパネルからの線はまだ接続されておらず、途中で断線した状態になっています。
ブレーカーボックスの工事
総発電電力計をはさんでパワーコンディショナと接続するため、ブレーカーボックスに手を加える。
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Yさん邸のブレーカーボックスは狭いトイレの中にあっため、ブレーカーボックスと並べてパワーコンディショナを設置することはやめて、ブレーカーボックスの裏側にある壁に設置することになりました。
パワーコンディショナ取り付け準備
上の写真のブレーカーボックスとは反対側の壁に穴を開け、ここにパワーコンディショナを設置することに。
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パワーコンディショナの取り付け
パワーコンディショナを壁に取り付け、配線する。
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パワーコンディショナの設置が完了したら、発電モニタを使って、パワーコンディショナの初期設定を行います。京セラの発電モニタは、無線でパワーコンディショナと通信できるようになっており、置き場所を選びません。
発電モニタを使ったパワーコンディショナの初期設定
パワーコンディショナの初期設定は、この発電モニタで操作できる。
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さて、工事もいよいよ大詰めです。屋根のパネルから引いてきた電線を接続箱と呼ばれる集線装置に接続します。接続箱の中には、パネルが落雷を受けた場合に、過電圧をパワーコンデョショナに伝えないようにするブレーカーが入っています。
接続箱
屋根の発電パネルから引いてきた電線をここでまとめる。落雷などを受けて過電圧が生じた場合には、ブレーカーが落ちてパワーコンデョショナを保護する。
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屋根のパネルから引いてきた電線(下の写真の右側の線)と、床下から引いてきた電線(左側の下側からきている電線。反対側の先にはパワーコンディショナが接続されている)を接続箱の中でつなぎます。
接続箱の取り付け
屋根のパネルからの電線と、宅内のパワーコンディショナからの電線を接続する。
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前述したとおり、Yさん邸では総発電電力計も設置します。買電計と余剰電力計の取り付け位置(前出)には並べて取り付けられないので、接続箱とパワーコンデョナを接続するために床下を通した配線とセットで総発電電力計接続用の配線も行い、接続箱を取り付けた壁面の下に総発電計を取り付けることにしました。
総発電電力計
東京都の補助金を受給するには、向こう10年間のグリーン電力価値を東京都に提供することが前提になっている。このためには、余剰電力計に加え、この総発電電力計の設置も不可欠。
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総発電電力計の取り付け
買電計、余剰電力計とは並べられなかったので、パワーコンデョショナと接続箱を接続するために行った床下配線に、総発電電力計接続用の配線も加え、接続箱と同じ壁面の下側に総発電電力計を取り付けることに。
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取り付け完了した接続箱
これですべての取り付け完了!
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総発電電力計が取り付けられ、接続箱の取り付けも完了! 余剰電量計の接続と系統連携は別の日ですが、これで太陽光発電した電気を自宅内で使うことが可能になりました。工事開始から完了まで、今回のYさん邸のケースでは、約7.5時間でした。
Yさん邸、いよいよ太陽生活の始まりです。どれくらい発電できるのか、楽しみですね!
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(2010/3/11 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。