見積もりが手元に届いたら、それらをじっくり比較してください。見積もりの最終金額だけでなく、設置可能なソーラー・パネルの出力容量なども要チェック(メーカーなどによって変わる可能性があります)。また太陽光発電システムの見積もりでは、どれくらいの発電が期待できるか、どれくらい光熱費が節約できるか、設置費用を何年くらいで回収できるかなどを記した発電シミュレーションの結果もあるはずです。シミュレーション内容は業者によって変わります。一概にはいえませんが、あまりにも楽観的な数字が出ている見積もりには特に注意して内容を確認しましょう。
ローンを使って太陽光発電システムを設置する場合もあるでしょう。その場合には、金利についても注意が必要です。特にお子様がいる場合は、教育費など、将来にかかる資金需要なども念頭におきながら購入計画を検討してください。
また太陽光発電には、光熱費削減というお金の問題だけでなく、自然のエネルギーを活かして環境を保護に貢献するとか、お子様の環境教育にも使いたいなどの目的もあるでしょう。見積もりの金額だけでなく、効率や見栄え、保障、設置後のメンテナンス、将来を含めた資金計画、太陽光発電による環境保護促進など、幅広くご夫婦、ご家族で話し合って結論を出してください。
見積もりで一番気になるのは工事金額ですが、価格ばかりにとらわれると選択を誤ります。価格、搭載可能出力、効率、見栄え、保障、設置後のメンテナンスなどをトータルで検討しましょう。工事は多少高く手も、長い目でみたらむしろ得をするというケースがあります。
業者も必死なので、見積もりを取れば、普通は熱心に購入を勧めてくるはずです。しかしあわてて買う必要はありません。業者のことは気にせず、検討はマイペースですすめましょう。あまりに急がせる業者は敬遠したほうがよいでしょう。
(2010/8/18 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。