光(ひかり)博士:
本業は太陽光発電システムの研究だが、世の中に太陽光発電を普及させるために、初心者を対象とした太陽光発電の教室を開いている。
緑(みどり)ソーラー(ソーラーママ):
一男一女を持つ専業主婦。クリーンで家計も助かると聞き、太陽光発電に興味津々。わからないことだらけなので、光博士の教室に勉強しにやってきた。
「深夜電力は安い」って話を聞きますが、この「深夜電力」ってのは何でしょうか? 何で安いんでしょうか? 太陽光発電と相性がいいって話もあるけど、どうしてでしょうか? 今回と次回は、電気料金について勉強します。
博士、こんにちは!
おうソーラーさんか。相変わらず元気じゃな。
太陽光発電について、ウチのダンナに話してみたんですよ。
ほう。
博士にいろいろ聞いて勉強したし、わたしのほうが詳しいと思ったのに、ダンナも太陽光発電に興味があったらしくて、いろいろ知っていたんですよ。ちょっとくやしいっ!
まあまあ。ダンナさんが詳しいならいいじゃないの。いまや太陽光発電は注目のマトじゃから。
ダンナ、「太陽光発電を始めたら、深夜電力契約にしたほうが得だよね」っていうんです。わたし、意味がよくわからなかったんだけど、くやしくて聞けなかったんです。
ソーラーさんも、意外と負けず嫌いなんじゃなぁ。
博士、どういう意味なのか教えてください!
そうじゃな。それじゃあ今回と次回は、電気料金について勉強してみようか。そのうえで、深夜電力とか、太陽光発電と組み合わせた場合の利点などを教えよう!
はぃっ、博士! よろしくお願いします!
ところでソーラーさん、電気料金の説明をする前に、日本は地域によって電力会社が違うってことは知っとるかな?
えっ? 電力会社っていっぱいあるんですか。わたし、東京から出て生活したことがないので……。
まあ、普段の生活では電力会社のことなど意識せんからなぁ。無理もないことじゃ。
日本全部、どこでも同じ会社かと思ってました……。ところで、電力会社が違うと、料金とか違っちゃうんですか?
基本的なしくみはほぼ共通しているが、まったく同じというわけではない。電気料金計算の元となる単価が少し違う場合もあるし、後で詳しく説明するが、生活スタイルなどに合わせて料金メニューというのを選択できるんじゃが、これが電力会社によって少し違っておる。全国の電力会社は次のとおりじゃ。
電力会社名 | ホームページURL |
北海道電力 | http://www.hepco.co.jp/ |
東北電力 | http://www.tohoku-epco.co.jp/ |
東京電力 | http://www.tepco.co.jp/ |
中部電力 | http://www.chuden.co.jp/ |
北陸電力 | http://www.rikuden.co.jp/ |
関西電力 | http://www.kepco.co.jp/ |
中国電力 | http://www.energia.co.jp/ |
四国電力 | http://www.yonden.co.jp/ |
九州電力 | http://www.kyuden.co.jp/ |
沖縄電力 | http://www.okiden.co.jp/ |
国内の電力会社
全国に10社の電力会社があり、地域ごとに電力供給を担っている。
まあ! こんなにたくさんあったんですね!
さて、これから電気料金の話をするわけじゃが、今回は東京電力のケースを例にとることにする。なるべく具体的に話したほうがわかりやすいからのう。
はーい。わかりました!
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。